茅ヶ崎の美しい里山の風景を守り、未来へより良い形で継承したい。ゴミの有料化以降、更に拍車をかけて不法投棄が目立つようになった茅ヶ崎の里山エリアの現状を目の当たりにして立ち上がったのがHARVEST PARK実行委員会の主要メンバーである八一農園、石井雅俊（NPO法人ふるさとファーマーズ）、Caravan（ミュージシャン）の3組でした。今回タウンニュースさんにご掲載頂いたのは、そんな面々が発起人となり活動を開始した環境美化活動の里山クリーンです。

相模湾に面した茅ヶ崎は、正面に烏帽子岩、東に江ノ島、西に富士山というなんとも贅沢な眺めを堪能出来る海側にフォーカスが当たる事が少なくなく、当地のカルチャーである音楽、文学、サーフィンなどなどの領域でも海側での歴史が色濃く残っていて、茅ヶ崎＝海という印象が広く浸透しています。そんな海ではかながわ海岸美化財団によるゴミ袋の提供やゴミの受入環境が整っているのですが、その他のエリア、とりわけ里山エリアでのボランティア清掃については活動が組織化されておらず、十分な周知もされていないのが実状でした。

俄かに信じがたいかもしれないのですが、茅ヶ崎の里山エリアにはタバコやペットボトル、肥料袋や園芸用の黒ポットなどの農業ごみはもとより、大型の家具や家電、ゴルフバッグなども不法投棄されています。この状況を打破するための選択肢は幾つかあるのですが、3人の発起人がまず最初にスタートしたのが、まずは自分たちが主体者としてゴミを拾う、回収するといった里山クリーン活動でした。6月から開始したこの里山クリーンですが、それでも活動開始を聞きつけた仲間たち総勢20名ほど集まり、まずは未来へ向けた大１歩を踏み出す事が出来ました。

今後は月1回、毎月第一日曜日の午後2時から1時間、里山エリアのクリーン活動を継続的に実施ます。The茅ヶ崎としてイメージする海ですが、そこへ流れ込む川の上流にあるのが里山エリアです。そこを綺麗な状態へと誘う事も茅ヶ崎を拠点に活動する私たちの使命の1つであると感じており、HARVEST PARKではゴミを捨てないだけじゃなくて、出さない取り組みにもチャレンジして参ります。皆さんにも是非ご協力頂けますと最高です。宜しくお願い致します。